トントントントン… 職員室に日記を提出し終えて、 音を鳴らしながら階段を降れば座っているような人影が一つ。 まさか、と思って近づけば スーっと寝息を立て、ロッカーに肩を預けながら寝ていたその人。 ああ、もう。 好きって言わないって決めた瞬間、 なんでこんなことするかな… ―――――秋、好きだよ。 …暫く言わないから、許してね? ぎゅっといつの間にかあたしより大きくなった、その背中に抱きついた