「あーーーーーーー」
帰宅後、あたしは唸りながら家のベッドに自分の身を投げるかのように飛び込んだ
「…………秋のバカ」
だき枕にギュッと力を入れる
あの秋があたしを抱きしめたなんて、嘘みたいな話で。
でも、背中に残る感触があたしに現実だと、思い知らせてくれる。
「あたしのこと何とも思ってないなら何もするな、バカ!」
ぼすぼす、と埃をたてながら抱き着いてた抱き枕を叩く
あの涼しげな顔が、むかつく!!
あたしはこんなドキドキしてんのに!
あたしばっか、ほんと考えてるよ。
……………悔しい!
勇気を振り絞って聞いた質問だって、上手く交わされてるし!
ましてや、好きっていう気持ちさえかわされている始末
ひなさん、あたしはこれ以上どうすればいいんですか!


