「ゴミ、捨ててくる。」
あたしの持っていた紙ごみも持って秋はゴミ箱に向かっていった
後ろ姿を見つめながら、秋が言った"特別"が耳の奥でこだまする。
…好きすぎて、苦しいよ。
「ねぇ、オネエサン。」
急に横から現れた男の人があたしの前で話しかけてきた
"はい"と返事をすれば
「いま、一人?」
とよく見ればチャラついたお兄さんで。
「え、いや、あの、います」
一気に怖くなって、変な日本語を喋りながら後ずさる。
そのままトンっ、と後ろにあった何かにぶつかり
感触的にそれが人だと気付き、謝って離れようとすれば
ぐっと、その腕に包まれた。


