100回目の愛してる。



―…わかってたけど、あたしだっていつも元気なわけじゃなくて



へこむことだってあるわけで。






それ、でも



「……昇降口な」





と歩き出していた秋が後ろを振りかえって、付け足した。






…こうやってほら、直ぐに優しくするから。







単純なあたしはそれだけで、満足できちゃうの。







「わかった!ありがとー!」






大きな声で、叫べば手をひらひらとさせて、友達と一緒に消えていった






んー、やっぱりあたし秋が大好きだ