100回目の愛してる。



下についたものの、やはり購買は凄く混んでいて。



横からどんどんでてくる手におばちゃん達が素早く手慣れたように対応している。




「こんなんじゃ、買えないよー…」




だなんて呟きながら、乱れた列を眺めていれば





「っ、秋!」





と、列の一番前に見たことのある、後ろ姿。






ん?と相変わらずダルそうに振り向く秋






身長が高いから、直ぐに見つかる。





そうじゃなくても、あたしはきっと秋を見つけられるだろう






「あたしの分もお願い!」






と秋に聞こえるよう、叫べば おばちゃんに向かい直し




「…あれと、あれ追加で」





と、おばちゃんにお金を渡してパンを持った秋が、列から抜けて、こっちに向かってくる。