「おーい、深歌ちゃん?」

「あっ///槙先輩...なっ..何ですか?」

やっぱりおかしいです。

「えっ、いやボーっとしてたから。
それにしても今日いい天気だね~。
どっかに行きたくなっちゃうよ」

「あっ、それもそうですね。
学校に行くより...今はお花見とかいいでしょうね」

こんな天気の時に学校なんてもったいないって確かに思います。

「深歌ちゃんもそう思う?じゃあどっか行っちゃおっか♪
深歌ちゃんも一緒にどう?」

いや...一緒にどう?って言われましても、
もう私の腕引っ張って走り出してるじゃないですか!

でも...少しだけならいいですよね。


「・・あれ...深歌じゃない?」

「え?あ!ほんとだ、深歌ちゃんじゃん。
一緒にいるのって佐々木じゃない?」

「だな。」

「・・いいんじゃない?」

「え?あ、おい、愁~!!」


「槙先輩...ハァハァ...どこへ行くんですか...」

「お花見だよ。疲れたよね...休憩しよっか?」

「ありがたいです」

先輩足が速いですからついていくの精いっぱいです。

「ヒャぁ!!」

「びっくりした?はい」

びっくりしますよ...
だっていきなり冷たいジュース頬につけられては...