先輩好きです!!

「21番の山口深歌さんです!!!」

ワァー!!!!!!
クラスの皆が喜んで舞台に上がってきた。
そして一斉に私のほうへ向かってきた。
なれないハイヒールだったので私はよろけてしまい私達は一斉に転んだ。

「だ..大丈夫ですか?」

司会の人も心配している。
そして皆が立ち上がった頃また司会が話し始めた。

「では、教頭からのお言葉」

「本来ならば、ここで優勝商品を渡すところですが、
お金の都合により無理になっちゃいました☆」

「・・・」

「エヘッ?」

「教頭!!!!!!!!!
どういうことですか?それにいい年こいてエヘッってありえませんよ!!!!!」

「しょうがないんです!でもいい思い出ができたんですからいいじゃないですか」

渋々了解した。

「でも皆さんほんとにいい思い出ができましたね?」

「まぁ...そうだね!」

「では、優勝者からの言葉」

え?

「どうぞ」

え?マイク渡されても・・

「え...感無量です///」

何言っちゃってるの~・・

「そ..それはよかったです(笑)では、これにて終了!!」

「深歌~感無量ってww」

私達が泣いたとき先輩はどんな気持ちで見ていたんですか?
先輩...

気づけば私はステージを降り先輩を探していました。
そして私の視界に先輩1人の姿が...今回は英司先輩達一緒ではなかったのです。
そして先輩の耳元で

「先輩!好きですよ?彼女居ても諦めませんから」

そういってベーと少し意地悪っぽく舌を出し皆の元へ戻ってった。

「世良ちゃん!体が勝手に動いたよ...」

「それでこそ..深歌だ!ww」

「ありがとう!」

その頃先輩は少し照れていたのを、深歌は気づくはずもなく
先輩は「上等」と呟いてた。