「同じ物を持つ者はいないんでしょ。
初めて見るのは当たり前じゃないか。」
「そう、なんだけど…」
首をひねるトラ。
にしても不思議な銃だな。
一見、重そうなのにかなり軽い。
「あんた魔道具の出し方知ってたのね。」
「いや、知らなかったけど。」
「じゃあどうして呪文を言えたの?」
「よくわからないけど頭に響いたんだ。
だから言ってみた。」
トラの声じゃないなら誰の声だったんだろう?
声…って言うのもなんか変な感じがするし。
高かった?
低かった?
うーん、やっぱりわからないや。
「呪文で思い出した。
僕てっきり、魔道具って杖だと思ってたんだけど。」
魔女が銃を持つなんて聞いたことがない。
「もちろん、そういう魔女もいるわよ。
だけどタイプが異なるって言ったじゃない。」
それってそういう事だったんだ。
見た目のことだけだと思ってた。
「さっ、魔銃も手に入ったことだし試し撃ちをしてから修行を始めるわよ。
もう少し奥に行きましょ。」
「わかった。」
僕は先に歩くトラについていき、奥に入って行った。
_________
___________
たまたまでなければ人間が通らないところまでやってきた。
時々魔獣は通るみたいだけど。
で、トラが木にかけてくれた的を狙い試し撃ちをしてみようと思った。
が。
「トラ、これ引き金ないよ。」
「はっ?」
上から、下から、横から、全ての方向から見てみるがない。
持つ部分と筒の部分を繋げる辺りに普通ついているよね?
「やっぱり見たことないわよ、こんな魔銃。
色々な魔銃を見たことがあるけど引き金がないなんて初めてだわ。」
…これどうやって撃つの?
「呪文言うと、弾が出たりとか」
「ではないわよ。
引き金を引いて撃つんだから。」
初めて見るのは当たり前じゃないか。」
「そう、なんだけど…」
首をひねるトラ。
にしても不思議な銃だな。
一見、重そうなのにかなり軽い。
「あんた魔道具の出し方知ってたのね。」
「いや、知らなかったけど。」
「じゃあどうして呪文を言えたの?」
「よくわからないけど頭に響いたんだ。
だから言ってみた。」
トラの声じゃないなら誰の声だったんだろう?
声…って言うのもなんか変な感じがするし。
高かった?
低かった?
うーん、やっぱりわからないや。
「呪文で思い出した。
僕てっきり、魔道具って杖だと思ってたんだけど。」
魔女が銃を持つなんて聞いたことがない。
「もちろん、そういう魔女もいるわよ。
だけどタイプが異なるって言ったじゃない。」
それってそういう事だったんだ。
見た目のことだけだと思ってた。
「さっ、魔銃も手に入ったことだし試し撃ちをしてから修行を始めるわよ。
もう少し奥に行きましょ。」
「わかった。」
僕は先に歩くトラについていき、奥に入って行った。
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たまたまでなければ人間が通らないところまでやってきた。
時々魔獣は通るみたいだけど。
で、トラが木にかけてくれた的を狙い試し撃ちをしてみようと思った。
が。
「トラ、これ引き金ないよ。」
「はっ?」
上から、下から、横から、全ての方向から見てみるがない。
持つ部分と筒の部分を繋げる辺りに普通ついているよね?
「やっぱり見たことないわよ、こんな魔銃。
色々な魔銃を見たことがあるけど引き金がないなんて初めてだわ。」
…これどうやって撃つの?
「呪文言うと、弾が出たりとか」
「ではないわよ。
引き金を引いて撃つんだから。」


