紅蒼ノ魔女(仮)

ん?


今嫌な感じが…



「うぉ!?」



クルを掴んでいた手をどかし背中を押して、自分から離した。


そしてすぐさま銃を上に向け、連続で撃つ。


ただその弾は狙った者に当たりはせずに跳ね返された。


しかもそれは僕の方に向かってくる。



「主人に刃向かうとはいい度胸だね。」



さっき撃った回数と同じだけ撃ち込み、全てを弾にあて相殺させた。


ちっ、と舌をうつ音がきこえた。



「怖いなー。」



翠魔女である彼女には以前も会ったことがある。



「僕に向かってくるなんていい度胸してるね。」


「蒼魔女様方。

この魔女が言った通り今は戦争中でございます。

気だけは抜かぬようお願い致します。」


「そ、そうだな。

すまない、翠魔女よ。」



者共、戦争再開だー!



おぉー!!


誰かが叫び、それに答える。



「あらら。

折角話し合いの場ができたのに、な!」



横から放たれた魔法を魔弾一発で消す。


水が飛び散ってきた。



「そんなもの必要はないのです。

蒼魔女様方が勝ち、終了するのですから!!」



魔杖をこちらに向け、唱え始める。



「流れる風よ、今一つとなり…」



バンッ


そんなもの構わずに撃ってみるが弾かれる。


事前に魔法でつくられたシールドがある。


これでは攻撃をあてることができない。



「無駄です。

そんなちっぽけな魔銃では私のシールドを破壊することはできないのです。」


「それって、ちっぽけじゃなければ壊せるってことかな?」


「…どうしようもないのです。

切り裂け、風走!!」



風が凄い勢いで襲ってくる。


あたったらさすがにまずいかもしれない。


だけど。



「あたらなければ問題ないよね。」



魔銃のサイズを今よりも大きい物に変える。


使う魔力は増えるが、その分、威力もしっかりと上がる。


重さも多分増えているんだと思うが、それはとくに感じなかった。