「失礼ね。
私は健康よ。」
なら何故あんなことを言ったのだろうか。
今までのトラからは考えらない言葉だ。
「もともと私が巻き込んだだけだから。
だから、あまり気にせず楽しんでいいわよ。」
少し頬を赤くして言った。
あぁ、なるほど。
「つまり、励ましてくれているんだね。」
「はっきり言うんじゃないわよ、馬鹿!」
まぁまぁ随分と見た目も中身もまるくなったものだ。
「勘違いしてるようだから言っておくけど。
僕は不安になったからあの質問をした訳ではないよ。」
不安がないって言ったら嘘になるけど。
「ただ単に純粋にききたかっただけ。」
でもそうか。
面白いことが起きたら勝ち…
ならほぼ僕の勝ちだね。
「安心して。
僕は大丈夫。」
「カイヒ。」
「君に言われなくても楽しむから。」
「私が心配してるのはそこではないのよ…」
冗談だよ。
90%ぐらい。
_________
___________
「やっぱりもう誰もいないか。」
以前、紅魔女と出会った場所にはもう誰もいなかった。
生活していた、という形跡もあまりない。
もしかしたら移動してから結構時間がたっているのかもしれない。
「とりあえず草原に向かうべきかな。
蒼魔女は途中で…っ!」
誰だ?
今までは誰の気配も感じなかったのに。
一瞬で現れた。
ということは。
魔女、か。
私は健康よ。」
なら何故あんなことを言ったのだろうか。
今までのトラからは考えらない言葉だ。
「もともと私が巻き込んだだけだから。
だから、あまり気にせず楽しんでいいわよ。」
少し頬を赤くして言った。
あぁ、なるほど。
「つまり、励ましてくれているんだね。」
「はっきり言うんじゃないわよ、馬鹿!」
まぁまぁ随分と見た目も中身もまるくなったものだ。
「勘違いしてるようだから言っておくけど。
僕は不安になったからあの質問をした訳ではないよ。」
不安がないって言ったら嘘になるけど。
「ただ単に純粋にききたかっただけ。」
でもそうか。
面白いことが起きたら勝ち…
ならほぼ僕の勝ちだね。
「安心して。
僕は大丈夫。」
「カイヒ。」
「君に言われなくても楽しむから。」
「私が心配してるのはそこではないのよ…」
冗談だよ。
90%ぐらい。
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「やっぱりもう誰もいないか。」
以前、紅魔女と出会った場所にはもう誰もいなかった。
生活していた、という形跡もあまりない。
もしかしたら移動してから結構時間がたっているのかもしれない。
「とりあえず草原に向かうべきかな。
蒼魔女は途中で…っ!」
誰だ?
今までは誰の気配も感じなかったのに。
一瞬で現れた。
ということは。
魔女、か。


