教室に戻るとみんなは帰っていた。


が、叶多が待っていた。


「叶多?」


叶多の近くによると寝息が聞こえた。


可愛いな…


そう思いながらあたしは叶多の頭を撫でた。


「…ンッ…」


叶多…


寂しいよ…

離れたくないよ…


あたしは、声を押し殺して泣いた。


もっと
一緒に学校行きたい。