「なっなにを?」



「もう嫌がらせしないこと。ただそれだけだから。」


「……。分かった」


そう言うと宮島君の所に走った。
宮島君の所に行って立ち止まる。


「宮島君もありがと……」




「てか俺達なんもしてないぜ?だから礼なんか言うなよ。」



「いいの。あの言葉凄く嬉しかったから。」


宮島君の顔が一気に赤くなる。
それに気付いた紗香は宮島
のおでこに手を当てた。


「熱はないね……。どうしたの?顔が赤いよ?」



「あっ、あかくなったんじゃねぇし!ただ暑いだけだし。」