ちひろ「さっきから
    うるさ・・・ぃ・・・。」


でも、そこには誰もいなかった。



ちひろ「え・・・。」



コンコン、コンコン。



ちひろ「あ、これってもしかして
   下から聞こえて・・・?」



ちひろは
足元の窓ガラスに目を移した。


ちひろ「やっぱり!
    って、え!!?、
    なに、これ!!?」






そこにはなんと、
手乗りサイズくらいの、
まんまるでまっしろい、
髪の毛が3本で、
目がまんまるで大きく、
手足が短い生き物が!!




ちひろ「な、なななななッ!!?
    なによ、これ―――ッ!??」



ちひろはパニック状態で、
その生き物を指さし、叫んだ。


ちひろ「あんた、何者??
   意味分かんない!」



すると、
その丸い生き物は
にっこり笑い、

こう言った。



「僕の名まえはまるまるくん。
 ミルクプリン味の妖精で、
 夢をかなえるためにやってきました」


これが、
私とまるまるくんの、
最初の出会いだった・・・。