「あった、あった!!」 ようやく‘アレ’を見つけた俺はもう一度、奈由が眠っていることを確認した。 『カシャッ☆』と機械音がして、奈由の寝顔が画面に映し出された。 そう・・、‘アレ’とは ―――――・・・ケータイのことだった。