それでも君が好き


頭がグルグル回っていて、少し吐き気がする―――・・・


俺、二日酔い・・・か・・?



 

ぼんやりとしていた視界がクリアになると、隣に誰かが寝ているコトに気付いた。




「奈由?」



ニキビ一つない、白い肌―――・・・

キスしたくなるプルプルの唇―――・・・

誰もが憧れる美貌の持ち主、奈由。



「やべ・・・ェ・・ッ!!」



俺ってかなり変態だ・・・。


―――・・・寝ている奈由に欲情しちまった。