「俺の奈由に触んなよ。」 「侑祐さん・・・!!」 頭上から聞こえた大好きな声に安心して涙が出る。 「お、お前・・・ 僕が先に子猫ちゃんを捕まえたんだぞ?! 横取りなんて卑怯だ!!!!!!」 「うるせえ、カス。 奈由に手ぇ出したら海に沈めるぞ?」 「うぅぅう~~~!!」 あまりにもドスのきいた侑祐さんの声に怯んだ男の人は、顔を赤くして逃げて行った。