それでも君が好き



いつか...

一輝が父親の存在を知ることは知ってた。


保育園の友達や周りと通じてしることはわかってた。


わかってたけど・・・

覚悟はしてたつもりだった・・・


でも。

その覚悟は甘かった―――…。



「いつか一輝もわかってくれるさ。
 俺もいるから...」

「う・・んっ・・・クゥ・・・」



あたしは今でも思う。




あたしが選んだ道はあの子にとって、

    幸せな道だったか―…?って。