「コラ、一輝。
 朝から奈由を困らすなよ~?」

「え~~~ッ~…」




「拓・・・」



どうしようかと迷ったときに助けてくれたのは拓だった。



「ねぇ、拓ちゃんは僕のパパ?」

「ん~イイ線だけど惜しいな。」

「惜しい???」

「一輝のパパはもうちょっとカッコイイ。
 まぁ、俺には負けるかもだけど?」

「え~~~、なにそれ~???」

「ハハッ、まぁいいじゃんか。
 ホラ、バス来たぞ!!!!!!!」

「あ~ホントだぁ!!」






「ママ、行ってきます~」

「ハイ、いってらっしゃい。」




バスに乗った一輝に手を振ると、一輝は友達の所へ走って行った。