ミア「…え?」


サアヤ「夜だし、冷え込むね?」


ミア「…う、うん。」


サアヤ「私の家でゆっくり話そ?」


私は沙綾に言われるがままついて行った。


…何だろ?


…めんどくさそう…。


愛華は明るいし、いつも笑ってるし…
馬鹿だけど楽器うまいし…。


生きてた頃もどうせお嬢様でしょ?


苦労なんて知らずに何もかもに恵まれて生きてきたんだろうね…?


たくさんの人に愛されて育ったんだろうし…。


…どうでもいいけど。


この時私は
愛華の辛さなんて何も分かってなかった。


…そう。何も。