…誰かを愛せるようになりたかった。


…もう…。
遅いんだ…。


あの世界に私は居ない。


生まれ変わって…。
大事なことを忘れたまま生きるしかないんだ。


記憶なんて無いんだから。


でも…それは私じゃないじゃん。


…別の誰か。


…私は天音美愛を認めてほしいんだ…。


やっと……。


私は…そんなくだらないことを
してほしかっただけなんだね。


大きな風が吹いた。


でも…信じれないのなら。