1ミリのキセキ

「…佐々木…。
おはようございます
だろ?
どいつもこいつも何度言えば分かるんだ?」


私はその隙にスタスタ歩いていった。


授業は出たり出なかったり。


テストはいつも合計480点以上だった。


成績が悪いと
またアイツに何か言われるだろうし。


しばらくすると
上級生に呼び出された。


「お前さぁ
調子のってんだろ?」


「スカート短くね?」


「髪もやたら派手だしさぁ!」