1ミリのキセキ

リョウタ「…泣きたいときは我慢しなくていいんだよ…。
覚えとけ。」


私はそれから外に出るようになった。


ご飯も少しずつ食べるようにした。


でも世界は灰色で
私の生きる意味はなくなった。


つまんない。


つまんない。


真優が死んでから一年が過ぎようとしていた。


私は楽器を始めた。


嫌なことはギターで忘れようとした。


私は中学に入ると髪を茶髪から金髪に変えた。


お父さん「おいっ!
何だ!その髪の毛は!?」