1ミリのキセキ

…私がもっと探していれば…。


…私のせいで真優は…。


私が…殺したんだ。


…私が。


「うわーーー!!!」


真優は病院に運ばれて間もなく息を引き取った。


最後に意識をかすかに取り戻した彼女が言った言葉は
「お姉ちゃん…。」
だった。


私はご飯を食べなくなった。


自分の部屋から出なくなった。


あのクソ親父もお母さんも部屋に入れなかった。


一週間が過ぎたとき
窓がコンコンなった。