1ミリのキセキ

私たちはグチャグチャの中リビングまで向かった。


こんなにグチャグチャになった家を見るのは
全てが始まった日以来だった。


真優はリビングのソファの上に
血まみれで倒れていた。


ミア「真優っ!!!」


リョウタ「救急車を呼ぶぞ!」


その後亮汰は自分の母親を連れてきた。


間もなく、
パトカーと救急車が到着した。


親には警察から連絡が来たらしく
慌ただしく帰ってきた。


…私は何も出来なかった。


ただ呆然と立って真優を見ていた。


…私が間に合っていれば…。