1ミリのキセキ

探して探して…


針は止まることなく動き続ける。


私が寝室を捜してるとき。


銃声が鳴り響いた。


時計の針は
10分たったことを告げていた。


男たちが私を探しにくる。


私は自分の部屋のベランダに立って
隣の家の窓を叩いた。


時間がない。


男たちはもうすぐそこまで来ている。


亮汰はやっとのことで
窓を開けた。


リョウタ「何だよ~?
…!?美愛?」