1ミリのキセキ

亮汰と連絡しなくても困ることなんてない。


ただ前の生活に戻るだけ。


毎日適当にブラブラして
たまに路上ライブでもすればいい。


神が居るなら
私はそいつを憎んでいた。


死んだ後に年もとらず
またつまらない日常が終わることなく過ぎ去る。


想像しただけで嫌気がさす。


死んだのに
死ねないなんてやってられない。


残酷すぎる仕打ちだ。


そんなことを思いながら私は眠りについた。


でも、あまり眠れなかった。


まだ朝の4時。


今から寝ようとしても寝れないみたいだから、