「暇なときメールしてやるよ!」


「暇だったら返信するよ。」


「なんだよ、つめてぇなー。てか、もうすぐ四時だぞ?」


「ほんとだ!
あたし行かなきゃ。陽平ありがとっ」


バタバタと慌ててバックに荷物を詰める。


「オレも部室前まで行くよ。」


「なんで?」


「木下姉妹のツーショットって、なかなか拝めないじゃん♪」




この暇人め…。


「分かったよ。行こ。」

何故かワクワクしている陽平と、呆れるあたし。早足で教室を出て、部室前に向かった。