陽平の言葉を軽くかわし、あたしは机にうつ伏せる。 「ほら、陽平!購買行くよ!」 「え!?オレも行くの?」 「いいからっ」 やっぱりミキは分かってる。あたしが一人でゆっくり考えたいと思ってること。 ミキのそんな些細な気遣いがあたしは本当に嬉しかったんだ。