「なんだよ。」


正直コイツのハイテイションについていく程教室内の温度は、色んな意味でhotじゃなかった。



そんなこともお構いなしに
ドカドカと教室に入り
あたしのもとまでたどり着いた拓海は、

あたしの前で
パンッーと音がなるほど強く手を合わせた


「ちょっ!
乃愛にお願いがあんの!


親友の拓海くんの危機だ!
お願いだから聞いて?!」





「・・・。」



あたしは、無言で黒板に向き直った。