一方通行な恋なんて 辛いだけなのに、 アイツは全然わたしのことなんか見ていないのに ただ、虚しいだけなのに。 好きな人の近くにいたいのは きっと女の本能。 遊ばれてたって、顔や身体目当てだって近くにいれれば嬉しいのはこんなにも好きだから。 「おーい、乃愛ー?」 成美が私の顔の前で手のひらを上下させる。 「え、あ、あー。 ごめんボーっとしてた。」 そこで成美の手のひらにピントが合う。 そこでまた遠くでぼやいてる成美の声が聞こえる。 また一つため息をついた。