もしかしなくても 多分、あれは、 九条龍・・・さん。 「すっかり忘れてた。 てか拓海メールくらいしろよ」 なんて小声でぼやきながら 正門まで、九条龍まで 約30メートル 下校中の生徒が多いこの時間帯 「・・・。 スルーしてもバレなさそうだな」 正直言って早く家に帰りたい そう思いあたしは足早に 正門に足を向けた。