中学で指定されてる制服も靴下も靴もカバンも髪型も オールシカト。 こんな糞みたいな学校で 拓海みたいな不良男子しか友達がいない私はハッキリ言って浮いていた。 「さっむ!」 ローファーに履き替えて外に出ると思ったよりも外は冷たい風が吹いていた。 マフラーもう一周! そう思いながら 前を見添えると見覚えのない ビッグスクーター