リアの言う通りだった。 俺は不幸ではなかった。 幸せかどうかなんて 世間一般の基準なんかより 自分の気持ち次第だ。 もっとも、ガキだった俺に そこまでの考えはなく ただただ これでいいんだと、ガキなりに納得をしていた。 俺は、ばあちゃんと二人で 十分幸せなのだ。