「ねぇ、りあちゃん。なんで外を見てるの?」


ある日、俺は好奇心から話し掛けた。


リアは、真っ黒な瞳をただ真っ直ぐに俺に向けて

少しも笑わずに答えた。




「空が、キライだから。」