リアと俺の出会いは幼稚園のあとに行っていた、保育園だった。



ばあちゃんと二人暮らしの俺は、ばあちゃんの仕事が終わる夜まで保育園にいた。



リアはそこに通っていた。



リアも夕方から通っていたけれど、リアは幼稚園には行っていなかった。



そして、ばあちゃんが迎えに来るころになっても


みんながいなくなっても


リアは一人、教室にいた。



リアはいつも、窓の外の空を見ていた。