家に帰って、ばあちゃんに泣きながら聞いた。 「パパってなに?僕にもパパはいるの?パパはどこなの?パパに会いたいよ!」 ばあちゃんは困った顔をして、俺を抱きしめた。 ごめんね、ごめんねと 囁きながら。 何も言えなくなった。 ばあちゃんが、好きだったから。 ばあちゃんを困らせたくなかった。 俺の世界の全ては ばあちゃん、そして リア。