ポケットで携帯が鳴った。 メールだ。 開くと、麻冬ちゃんからだった。 麻冬ちゃんは、私のトモダチ。 入学してすぐ、前後の席になって なんとなく会話をするようになったのが始まり。 メールは、ミホロ・理沙・えりにも送られていた。 「明日の放課後、カラオケ大会開催~☆」 頻繁に行われるカラオケ大会。 ボーリング大会。 いつも麻冬ちゃんが企画してくれる。 逆に言えば、麻冬ちゃん以外は誰も企画しない。