「ふぅん、って。お前は相変わらず冷たい女だな。」


「ありがとう。」



私がそう言うと
イリヤは笑った。




イリヤは私の恋人でも友達でもない。



仮に私達を繋ぐものがあるとするならば

それは



感情や肩書ではなく



魂なんだと思う。