「えー…そこのバカ英嗣と同じ北浜中出身、高塚諒介(タカツカ・リョウスケ)。で、またもや英嗣と同じでバスケ部。ちなみに、好きな女のタイプはトップシークレットってコトでよろしく♪」
怖そうなオニイサンの正体…
高塚諒介
自己紹介の時は、さすがにサングラスを外していた。
そしたら(関英嗣には負けるけど)かなり格好いい顔立ちをしていることが判明!!
今まで関英嗣に集中していた女の子たちが、少しだけ高塚諒介の方に移った気がする…
てゆーか…
関英嗣と同中で、しかも部活まで一緒
そしてすっごい仲良さげ…
あたし、なんだかとんでもない2人に挟まれてる気がする…
その後も自己紹介は何事もなかったように進んだ
皆、関英嗣の番が終わって気が抜けたようだった…
「服部由貴(ハットリ・ユキ)。大阪の中学から来ました~。女みたいな名前やけど、めっちゃ男前な男やで~!!よろしく」
さすがに大阪弁の彼には、物珍しさも手伝って注目が集まったけど…
あたし自身、はっきり言うと他の人達はあんまり記憶になかった…
だけど…
あたしの隣の席の人が立ち上がった瞬間…
また、教室の空気が変わった…

