――英嗣Side
「英嗣さん、あーゆーのがタイプだったのね?」
瀬戸内さんと別れて、諒介と2人で入ったのは大型のアミューズメント施設。
UFOキャッチャーに夢中になっていた俺に、やたらニヤニヤした顔で、諒介が話しかけてきた。
「…タイプって、何が?」
「いや~俺は嬉しいよ。英嗣くんに恋の季節が到来してくれて。マジ泣けるわ~」
涙なんか一粒も流れてないヘタな泣き真似をしながら諒介が言った。
つーか“恋の季節”って何だよ。
ザ・ピーナッツ的な?
いや。ピーナッツだったら“恋のバカンス”か。
…あ、古すぎ?
俺も諒ちゃんも懐メロ好きだからね。
てか、恋っつたらさ…
「諒介さー、実はロリコンだったわけ?」
入学式から聞きたかったことを聞いてみた。
「…はい?」
突然俺が話を変えたからか、諒介は驚いて、めちゃくちゃブサイクな顔になった。
諒ちゃん…。
せっかくのワイルドなお顔が台無しよ?
「英嗣さん、あーゆーのがタイプだったのね?」
瀬戸内さんと別れて、諒介と2人で入ったのは大型のアミューズメント施設。
UFOキャッチャーに夢中になっていた俺に、やたらニヤニヤした顔で、諒介が話しかけてきた。
「…タイプって、何が?」
「いや~俺は嬉しいよ。英嗣くんに恋の季節が到来してくれて。マジ泣けるわ~」
涙なんか一粒も流れてないヘタな泣き真似をしながら諒介が言った。
つーか“恋の季節”って何だよ。
ザ・ピーナッツ的な?
いや。ピーナッツだったら“恋のバカンス”か。
…あ、古すぎ?
俺も諒ちゃんも懐メロ好きだからね。
てか、恋っつたらさ…
「諒介さー、実はロリコンだったわけ?」
入学式から聞きたかったことを聞いてみた。
「…はい?」
突然俺が話を変えたからか、諒介は驚いて、めちゃくちゃブサイクな顔になった。
諒ちゃん…。
せっかくのワイルドなお顔が台無しよ?

