しばらくの間、お姉ちゃんからの質問攻めにあっていると、弟の仁(ジン)が学校から帰ってきた。
仁は、今年中学2年生。
某有名マンガの影響を受けて、小学生からミニバスを始め、今ではすっかりバスケ少年になっている。
「ただいまー。あ、梨菜さん入学式お疲れ。格好いい奴いた?」
さすが姉弟。
仁とお姉ちゃん、質問の内容がほぼ一緒…
「…もう。仁までお姉ちゃんみたいな事言わないでよね!」
お姉ちゃんとの会話で疲れ果ててたあたしは、そう言ってリビングのソファーにダイブした。
その反応に、仁はあたしがこれ以上話を膨らますつもりがないことを察したらしい。
お姉ちゃんと一言二言会話して、そのまま2階の自分の部屋に消えていった。
ウチの仁くん。
中2にして、とっても空気の読める弟なんです。
―――
夜。
「梨菜、仁!!ご飯出来たよー」
お姉ちゃんに呼ばれて、あたしと仁はダイニングに集合する。
基本的に瀬戸内家の夕食はお姉ちゃんの担当。
毎日夜遅くまで働いている両親に代わって、家事はあたし達3人が分担してやっている。
「じゃーん!!今日は梨菜の好きなオムライスだよー」
オムライスはあたしの大好物。
お姉ちゃんなりの高校入学祝いらしい。
なんだかんだいってお姉ちゃんは優しい。
仁だって、そう。
両親が忙しくてなかなか家にいない分、あたしたち姉弟の絆は、結構深いと思う。
そーいえば、関くんって兄弟とかいるのかな…
いたら関くんみたいに王子様っぽいんだろーなー…
てか、関くん達いま何してるんだろ?
本当に今日オールするのかな?
「梨菜さん?なんか考え事?」
「オムライス、ボタボタこぼれてるけど」
仁とお姉ちゃんに言われて、我に帰る。
あたし、どうしちゃったんだろう…
会ったばっかりの関くんのことが、なぜだか頭から離れてくれない…
仁は、今年中学2年生。
某有名マンガの影響を受けて、小学生からミニバスを始め、今ではすっかりバスケ少年になっている。
「ただいまー。あ、梨菜さん入学式お疲れ。格好いい奴いた?」
さすが姉弟。
仁とお姉ちゃん、質問の内容がほぼ一緒…
「…もう。仁までお姉ちゃんみたいな事言わないでよね!」
お姉ちゃんとの会話で疲れ果ててたあたしは、そう言ってリビングのソファーにダイブした。
その反応に、仁はあたしがこれ以上話を膨らますつもりがないことを察したらしい。
お姉ちゃんと一言二言会話して、そのまま2階の自分の部屋に消えていった。
ウチの仁くん。
中2にして、とっても空気の読める弟なんです。
―――
夜。
「梨菜、仁!!ご飯出来たよー」
お姉ちゃんに呼ばれて、あたしと仁はダイニングに集合する。
基本的に瀬戸内家の夕食はお姉ちゃんの担当。
毎日夜遅くまで働いている両親に代わって、家事はあたし達3人が分担してやっている。
「じゃーん!!今日は梨菜の好きなオムライスだよー」
オムライスはあたしの大好物。
お姉ちゃんなりの高校入学祝いらしい。
なんだかんだいってお姉ちゃんは優しい。
仁だって、そう。
両親が忙しくてなかなか家にいない分、あたしたち姉弟の絆は、結構深いと思う。
そーいえば、関くんって兄弟とかいるのかな…
いたら関くんみたいに王子様っぽいんだろーなー…
てか、関くん達いま何してるんだろ?
本当に今日オールするのかな?
「梨菜さん?なんか考え事?」
「オムライス、ボタボタこぼれてるけど」
仁とお姉ちゃんに言われて、我に帰る。
あたし、どうしちゃったんだろう…
会ったばっかりの関くんのことが、なぜだか頭から離れてくれない…

