―帰り― 榎本さんが家まで送ってくれることになった。 あたしは撮った写メをずっと見ていた。 「ん?それ、さっきの花火?」 「はい」 「綺麗に撮れてるね。それ、帰ったら送ってよ」 「え……あ、はい」 さっきから緊張しっぱなし。 心臓やばいよ……