「行こっか」


「……でも、理宇ちゃんたちまだですよ?」


「大丈夫大丈夫。花火の時に合流すればいいから。先に出店回ろ?」



そう言って、あたしの手を取って歩きだした。



握られた手が……怖い感じがする。