「ごめん、麻妃ちゃん。会社から呼ばれた」 「大丈夫ですよ。今日はありがとうございました」 残りの紅茶を飲み、二人で店を出た。 「ほんとごめんね。いつでもメールしてきてね。じゃあ」 今日一番の爽やかな笑顔。 あたしは軽く笑って見送った。