「また誰かを大切に思うえば…消えちゃうんじゃないかって…」
苦しいんだ…本当は。
助けてほしいよ…
おいで…大丈夫だよって言って欲しいんだ…
「藍田さんの過去に何があったかはまだ分からない…でもね…もし友達になってくれるなら、約束するよ…」
優輝は小指を立てて
「絶対に一人にしない…ずっと、守ってあげるよ…藍田さんを苦しめる物悲しませる物から。」
「優輝…くん…」
また…優しい笑顔…
嘘偽りのない優輝くんの言葉達。まっすぐな瞳が私の中のトゲを一本、また一本と抜いていく…
「藍田さん…友達になって…くれない?」
信じて…
みようかな…
人間をヒトを…
「……はい」
優輝くんを…
