「俺…藍田さんに嫌われてるの分かってた…藍田さん凄い恐い顔してたから、一発で。」 優輝の声は透き通っていて… ゆきの胸に染みていく… 「でもね…藍田さん…」 そしてまたコツコツと優輝はゆきへと近づく… 「………なん…で…」 嫌われてるの分かってて… なんで私に… 優輝はゆきの隣まで来るとしゃがんで… 「藍田さんは俺の事嫌いなのかもしれないけど…」 ゆきの頭を撫でながら 「俺、藍田さんの事嫌いじゃないんだ…」