「ねえ蘭子ちゃん?男なめてんの?」
「それはあんただって一緒でしょうが」
あたしも食らいついた。
「ここがどこだかわかってんの?」
「男の部屋。」
羽柴はニタッと笑った。
「なら話ははやいじゃん?」
上を向いた瞬間
羽柴が覆い被さってきた。
あたしは足で思いっきり蹴ってやった。
するとキレた羽柴は
あたしの腹部を殴った。
「ヴッ…」
体が堪えた。
あたしが弱った勢いで
羽柴はあたしの首に顔を沈め
服を淫らに脱がしていく
まずい…
あたしは
恐怖に体が縮こまる。
腹部を殴られたせいで
痛くて動かない。
精一杯ジタバタするが
家に誰もいないとなると
これはどうしようもない
羽柴があたしの
顎をとらえた。
そしてそのまま
唇を近づけようとした
その時
部屋のドアが開いた。

