「雄二くんっ、ねえっ」


私は雄二くんに駆け寄り


身体を揺さぶってみたけど


雄二くんはビクともしない。


どうして………。


ヤダヨヤダヨヤダヨヤダヨ


「雄二くんっお願いだから…」


ねぇ…死んじゃやだよ。


-----ピーポーピーポー


どんどん救急車の音が


近づいてきて、


-----ピーポーピーポー…


家の近くで止まった。