眠れぬ夜は君のせい

。+゚桜子Side゚+。

特に会話も交わすことなく、見送る。

何もすることがなくて、ソファーのうえで膝を抱えてうずくまっていた時だった。

ピンポーン

その音に顔をあげた。

誰かしら?

玄関に行き、ドアを開ける。

「あっ…」

涙が、こぼれそうになった。

「桜介です」

会いたくて会いたくて仕方がなかった、私の愛しい人。

話したくて話したくて仕方がなかった、私の愛しい人。

「桜子さん、迎えにきました」