この涙は怖かったからやない。
瑠を傷つけたこと。
あんなことしないとあかんくなるまで私が瑠を追い詰めてたんや。
瑠は私が稲を忘れれなかったことにずっと気づいてたんや。
ごめんなさい。
本間にごめんなさい。
「…ッ…うぅ~……ッ…」
震えたケータイにはメールがきてた。
<俺に遠慮せず、稲と幸せになれよ。もし告られたらの場合やけど笑。幸せならんかったら許さんからな。>
瑠っ…ありがとう。
ケータイをカバンに直して深呼吸した。
「環七。」
「ん?」
上を向くとキスされた。
「んんっ」
離れたあとに稲が話す。

